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2024/09/19
DX/AI研修会を開催しました
執筆者:そりち
概要
【テーマ】生成AIで深化する世界とこれから企業に求められることは何か
【日時】 2024年 9月19日 (木) 14:00~16:30
【場所】 Nスクエア|吉備高原のコワーキングスペースとレストランカフェ
【主催】 株式会社カイタックホールディングス
講師
富士通株式会社
松本 国一 氏
富士通株式会社にて幅広い分野の業務を経験後、シニアエバンジェリストを務める。年間200回以上の講演を行っており、テレビ番組への出演経験あり。生成AI協会の特別会員としても活動し、AIの技術革新に貢献。著書「20分で誰でもわかるサイバーセキュリティ『超』入門」を出版。
プログラム
・AIの歴史と進化について
・AIと職業について
・グループワーク:自身の業務タスクでAIに置き換えられるものは何か
・グループワーク:AIによって効率化された時間でしたいことは何か
レポート
2024年9月19日に、株式会社システムズナカシマ様が運営されているNスクエアにてDX/AI研修会を開催しました。
今回は、富士通株式会社の松本氏を講師としてお迎えし、AIの歴史や進化とその影響などについてのお話を聞きました。
研修会前半は松本氏による講話でした。現代に至るまでのAI技術の進化を解説して頂き、第四次産業革命はAIが主導する可能性が高いことを教えていただきました。AIの三つのブームについてのお話があり、第一次ブームでの単純な選択への回答をするAIから、第三次ブームでの顔認証や画像識別のディープラーニングAIまでの歴史を深く学びました。また、現在のChatGPTを含む大規模言語モデル(LLM)がどのように発展してきたかについてもお話がありました。
さらに、「シンギュラリティ」の概念のお話では、2045年にはAIが人間の知能を超える可能性があると聞き、その話には思わず驚く参加者もいました。最終的なゴールさえ提示されればAIが自分でタスクを考えて進める「AUTO-GPT」、絵文字のみを用いたクイズへの正確な回答や感情を交えたスムーズな会話が可能になる「GPT4」、また、目の機能やフィジカル面での機能も備えるようになることを聞きました。AIが人間の能力を超える日もそう遠くないだろうと考えるのが自然なほどの、AIの驚異的な進化の現状を目の当たりにしました。
そして研修会後半は、グループでのワークを行いました。参加者は自身の業務の中でAIに置き換えられるタスクを洗い出し、その結果をグループで共有しました。AIが効率化できる作業と、AIによる効率化によって確保できた時間をどう活用するかについて議論が行われました。AIの作業によって削減できた時間で自身が取り組んでみたいことの共有が全体で行われた際には、仕事の充実のみに関わらずプライベートな面での充実も図りたいとの声も挙がっていました。このワークを通じて、AIが職場でどのように役立つのか、また、自分が本当に実現したいことを再認識することができました。加えて、人間だからこそできる仕事へのシフトが重要になってくると気付くことができた機会となりました。
参加者からは、「AIに出来ないことが少なくなってきていることを知りAIの可能性を大いに実感した」「本当はどんな働き方がしたいのかを見つめ直すことができた」などの声が挙がり、今後はAIの上手な活用がキーになってくるのではないかと感じました。講師の方、また、ワークショップにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!